前回書いた『正義論 改訳版』は、ほっぽいて地元図書館の相互貸借で都立の以下の物を借りる。
だがしかし、二週間じゃ読み終えられらないから、購入検討中。

社会的世界の意味構成―理解社会学入門

社会的世界の意味構成―理解社会学入門

これらは神保町探索で発見して購入。
現象学的社会学 (文化人類学叢書)

現象学的社会学 (文化人類学叢書)

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)

存在と無―現象学的存在論の試み〈2〉 (ちくま学芸文庫)

存在と無―現象学的存在論の試み〈2〉 (ちくま学芸文庫)

存在と無―現象学的存在論の試み〈3〉 (ちくま学芸文庫)

存在と無―現象学的存在論の試み〈3〉 (ちくま学芸文庫)

最近、「現象学的正義論とマルクス主義」なるテーマで思索中(笑)

約1ヶ月ぶりの更新になります。
遂に、二十世紀の政治哲学・倫理学を代表するジョン・ロールズ『正義論』を購入しました。
巷では、少し前からコミュニタリアンとして、ロールズの最初の本格的批判者マイケル・J・サンデルの「ハーバード白熱教室」と『これからの正義の話をしよう』が人気を博しています。しかしながら、「ロールズ『正義論』読まずして、正義を語るなかれ」、と思います。

正義論

正義論

NHK DVD ハーバード白熱教室 DVD BOX [DVD]

NHK DVD ハーバード白熱教室 DVD BOX [DVD]

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

昨日のブログをかなり増補改訂しました。
いやぁー、アルチュセールの本を紹介しているのに観念論的マルクス主義なんて括って、無知をさらけだしてますね。
でも今現在、集中しているのはカント、ヘーゲルマルクスフッサールハイデガーハーバーマスと連面と続くドイツ哲学史に関してなんですよね。
他には、「リベラル/コミュニタリアン論争」や「モダン/ポストモダン論争」、「ハーバーマス/ルーマン論争」なんかにも興味があります。

って、全部ハーバーマスに繋がりますね(笑)
ではここらで、ハーバーマスに没頭していく理由を徒然と綴っていきます。
元々、ハーバーマスに惹かれた原因は二つ程あります。
第一に、宮台真司に嵌まっていて、ニクラス・ルーマンの存在を知ったこと。
第二に、大学ゼミの教授が紛争理論家で「ホモ・ソシオロジクス」の概念を提唱したラルフ・ダーレンドルフの専門家だったこと。
それで、ルーマンやダーレンドルフも良いけどなんだか物足りないなぁ、と思っていたところで両者と関係の深いハーバーマスに辿り着いたという訳でして。
ハーバーマスを勉強しようにも、範囲が広過ぎて困ります。
カントからヘーゲルまでのドイツ観念論マルクス主義フッサールハイデガー現象学マックス・ウェーバーを中心にした社会学、その他にも言語哲学やら政治哲学、法哲学もやらんといけないしね。
論争相手だって、ルーマン、ハンス=ゲオルグ・ガダマー、ジャン=フランソワ・リオタール、ジャック・デリダ、ジョン・ロールズと有名どころだけでもそうそうたる、しかも多岐にわたるメンバーですよ。
ユルゲン・ハーバーマス先生御本人を始め、世のハーバーマス研究者の方々には、頭が下がる思いです。

世はアルチュセール・ブームか?

探しても探しても無かった、本が待望の復刊。

資本論を読む〈上〉 (ちくま学芸文庫)

資本論を読む〈上〉 (ちくま学芸文庫)

資本論を読む〈中〉 (ちくま学芸文庫)

資本論を読む〈中〉 (ちくま学芸文庫)

資本論を読む〈下〉 (ちくま学芸文庫)

資本論を読む〈下〉 (ちくま学芸文庫)

勿論、即まとめ買い。




本当は、これを購入したく書店へ。

精神現象学

精神現象学

それにしても、私はヘーゲルマルクス主義者――観念論的マルクス主義者とも言う――なのだろうか?
本来は、ルカーチからフランクフルト学派へ至る西欧マルクス主義に共感を感じるが、アルチュセール派や廣松渉などにも興味がある。
ヘーゲルの影響圏から脱しきれていない「初期マルクス」か、「認識論的切断(アルチュセールの重要概念)」以後の「後期マルクス」か?
何れにしても、マルクスを読まねば!!



だがしかし、アントニオ・ネグリに代表されるポストモダン左翼――ローティ的に言えば「文化左翼」――のマルクス読解は嫌なのよね(笑)
信奉するハーバーマス風に言えば、“未完のプロジェクトとしての近代”に可能性を託したいから、その路線でマルクスを考えていきたい。
ポストモダンマルクス」ではなく「オルターモダンなマルクス」を。

最近、大陸(ドイツ・フランス)哲学的に「正義」や「リベラル‐コミュニタリアン」を考えたい今日この頃。
関係あるかは、大いに疑問だが、書店で一目惚れ。

再生産について 上 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)

再生産について 上 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)

再生産について 下 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)

再生産について 下 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)

『正義論』とその周辺3

紀伊国屋本店にて衝動買い(汗)

新版 現代政治理論

新版 現代政治理論

『正義論』とその周辺2

BOOK 1stにて購入。

リベラリズムと正義の限界

リベラリズムと正義の限界

正義の領分─多元性と平等の擁護─

正義の領分─多元性と平等の擁護─


以前にこれらを借りていました。

公正としての正義 再説

公正としての正義 再説

アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界

アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界